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【海外メンバーインタビュー】中国エンタメ業界10年、3言語を操るマーケターが見つけた"強みを発揮できる場所"。

  • 2 日前
  • 読了時間: 10分

今回は、2025年10月にグリッジに正社員として入社したシャーリーさん(中国・上海出身)に話を伺いました。


中国のエンタメ業界で約10年にわたりドラマやバラエティ番組の宣伝・プロモーションに携わり、コロナ禍を経て来日。


日本のドラマ制作会社を経てグリッジに参画したシャーリーさんに、中国でのマーケティング経験と3つの言語を活かして挑む今の仕事、そしてこれからの展望について話してもらいました。



目次

  • 日本のドラマに夢中になった大学時代。

  • 中国エンタメ業界10年。現場で磨き上げた"SNS運用力"。

  • コロナ禍を経て、日本のエンタメ業界へ。

  • "翻訳"はAIでもできる。本当の強みを活かせる場所へ。

  • データ分析からフロント担当へ。広がり続ける仕事の幅。

  • 音楽の力で国境を越える。次はスペイン語圏へ。



日本のドラマに夢中になった大学時代。


▍まず、シャーリーさんのご出身と、大学時代について教えてください。


上海出身で、上海の外国語大学でジャーナリズムを専攻しており、第二外国語として日本語も学んでいました。


▍日本語を選んだのはなぜですか?


日本のドラマとアニメが好きだったからです。


当時、中国では「字幕組」と呼ばれるファンコミュニティがあり、日本や海外のドラマに中国語字幕をつけて無料で公開してくれていたんです。


そこからたくさんの作品に触れました。刑事ドラマやごくせんといった作品が特に好きでしたね。


大学を卒業してからは日本のアイドルのファンにもなりました。


大学時代から漠然と「将来は海外に関わる仕事がしたい」という気持ちはありました。




中国エンタメ業界10年。現場で磨き上げた"SNS運用力"。


▍卒業後は、どのようなキャリアを歩まれたのですか?


卒業前に話になりますが、大学最後の1年間、上海のテレビ局でバラエティ番組のADとしてインターンをしていました。


ただ、テレビ局は正社員の枠がほとんどなかったことから、視野を広げて「エンターテインメント業界」で仕事を探すようになり、バラエティやドラマの宣伝を専門にする会社に入りました。


▍そこではどのようなお仕事をされていたのですか?


SNSアカウントの運用、コンテンツ制作、撮影現場での素材収集、メディア対応まで、宣伝に関わることを幅広く担当していました。


海外出張でトルコやイタリア、タイにも行く機会があり、そこで改めて「海外で仕事がしたい」と思いましたし「海外でもやっていける。むしろ、海外の方が合っているかもしれない」と感じるようになりました。


▍その後は、制作会社や大手配信プラットフォームでも経験を積まれていますね。


1社目ではクライアントのマーケティング予算が徐々に減っていき、プロジェクトが完成してから依頼が来るようになってしまったことをきっかけに転職を考えました。


「もっと上流から提案に関わりたい」という思いで、ドラマの制作会社に転職しました。


その後、中国版Netflixのような大手配信プラットフォームに移り、バラエティ番組の宣伝チームのリーダーとして、SNS運用からメディア対応まで宣伝全般を統括していました。


▍約10年にわたるキャリアの中で、特に印象に残っている出来事はありますか?


制作会社にいた頃に担当したWebドラマでは、Weiboのアカウントを2ヶ月で約20万人のフォロワーに伸ばすことができ、配信プラットフォームから「年間最優秀Webドラマ」や「年間最優秀デジタルマーケティング賞」を受賞したことは記憶に残っています。


チーム全体で力を合わせた結果ですが、自分が関わった作品が評価されたのは嬉しかったですね。


▍アイドルのSNSマーケティングにも関わられていたそうですね。


日本への留学準備を進めていた時期に、海外で数千万人のフォロワーを持つアーティストが社長を務めるエンターテインメント事務所で、所属アイドルのSNSマーケティングを担当していました。


韓国の人気オーディション番組に出演するアイドルのWeibo・Twitter・Instagramのアカウントを立ち上げから任せてもらい、ブランドイメージの設計、投稿企画、撮影、編集、プラットフォームとの連携など、SNSに関わる業務全般を担当しました。


アカウント開設からわずか2ヶ月でフォロワー10万人を超えることができ、ここでの経験は、今のグリッジでの仕事にも活きていると感じます。



コロナ禍を経て、日本のエンタメ業界へ。


▍中国でこれだけのキャリアを築かれていた中で、日本に来ることを決めた理由を教えてください。


コロナで何年も海外に行けなかったことが大きいですね。その間にずっと「海外に行きたい」という気持ちが強くなっていました。


最初は仕事というよりも、ギャップイヤーのような感覚で、1年間日本で留学してみたいと思い、早稲田大学で日本語を学ぶことにしたんです。



▍東京での生活はいかがでしたか?


上海と似ていると感じたので、すぐ慣れました。


コロナ前にも10回くらい日本に来ていたのですが、大阪や福岡ばかりで東京はほぼ初めてでした。


区役所の手続きが複雑だったのが最初は大変でしたけど(笑)。


▍早稲田大学を卒業した後の日本でのキャリアについて教えてください。


最初はドラマの制作会社で企画のポジションに就きました。


日本では漫画やアニメのIPを実写化する作品が多いので、原作を読み込んでどのIPがいいかを提案し、撮影まで関わっていました。


ただ、撮影現場はほぼ全員が日本人で、海外出身である自分の強みがあまり活かせていないように感じることも多かったです。


海外の情報を集めてコンテンツ業界のレポートを作る仕事も行っており、そこでは強みを活かせていましたが、メインの業務では正直、日本人がやった方が効率的だなと思うことも多かったです。



"翻訳"はAIでもできる。本当の強みを活かせる場所へ。


▍それが転職を考えたきっかけだったのでしょうか?


そうですね。業界レポートの作成についても、翻訳は今やAIに聞けばすぐ翻訳してくれますので、その点についても本質的に強みが活かせているとは感じていませんでした。


海外出身であることの本当の価値は、言語の変換ではなく、海外の視点や考え方を持っていること自体にあるはずだと思い、そういった強みを活かせるような仕事に就きたいと考えるようになりました。


また、前職はいわゆる日本的な会社で、フィードバックが間接的であったり、コミュニケーションが遠回しで。そういう点も私には少し合わなかったです。


▍グリッジのことはどのように知りましたか?


Wantedlyで「マーケティング」「英語」「エンタメ」などのキーワードで検索して見つけました。


ページを見て、社員の名前を見て「あ、この人は日本人ではないな」と思い、海外出身のメンバーがいるんだ、と興味を持ちました。


▍最終的にグリッジに決めた理由は何でしたか?


「J-POPを世界に届ける」という事業への共感はもちろんですが、「伝えたいことがあれば、英語でも中国語でも何語でも大丈夫」と言ってもらえたことは大きかったです。


当時は日本語にあまり自信がなくて、日本語だけで仕事をすることに不安がありました。


でもグリッジでは、どんな言語を使ってもいい。その自由さとオープンな雰囲気が決め手でした。


日本で働いていて、こういう会社は滅多にないと思います。




データ分析からフロント担当へ。広がり続ける仕事の幅。


▍入社後はどのような業務を担当されていますか?


最初に配属されたのは、MV総再生数が数十億回を超えるアーティストのチームでした。


サポート的なポジションとして、各SNSアカウントの閲覧数やエンゲージメントを分析し、「なぜこの投稿の反応が高かったのか」「なぜこれは低かったのか」を毎週レポートにまとめる仕事などを担当していました。もともとデータを客観的に見るのが好きだったので、とても面白い仕事でしたね。


その後は、別のアーティストの中国圏プロモーションも担当するようになり、中国のSNSプラットフォームとの連携やKOLとの交渉なども行っています。中国時代に築いたプラットフォームとの繋がりがあるので、何か問題があった時に直接聞けるのは強みですね。


今年からは、ワールドツアーも実施している人気アーティストのフロント担当を任されるようになりました。


戦略の上流から関われることは、ずっとやりたかったことなので、楽しみながら新しいことにチャレンジできています。


▍中国での経験が活きていると感じることはありますか?


2つあります。


1つは、先を見越してスケジュールを組む力です。


中国にいた頃から、事前に投稿スケジュールを考え、ツアーやリリースなどがあれば数カ月先でもそこを見越してコンテンツ戦略を考えていました。


また、実際に投稿するコンテンツは2〜3日前にはクライアントに提出するようにしていましたが、そういったやり方は今も変わりません。


もう1つは、アイデアをまず出すという姿勢です。


中国では、実現できるかどうかは一旦置いておいて、「こんなことができるかもしれない」とアイデアを出すこと自体が歓迎される文化がありました。


グリッジでもその感覚で、ダメだったら次のアイデアを出す、というスタンスで仕事をしており、小さく素早くPDCAサイクルを回すことができています。



音楽の力で国境を越える。次はスペイン語圏へ。


▍グリッジでの仕事にやりがいを感じるのはどんな時ですか?


やりがいの話の前に、まず私はグローバルなコミュニケーションが「好き」というよりも、今の時代は「必要だ」と思っています。


というのも、今、国際関係は必ずしも良い状態ではないですよね。


でも、音楽やドラマ、映画のような芸術やカルチャーを通じて、海外の人がその国の文化を体験できる。そこからお互いを理解し合える可能性がある。大学の頃からずっとそう考えていました。


ですので、私は単に音楽を届けるだけでなく「グローバルなコミュニケーションをより滑らかにし、互いを理解し合うこと」に繋がる仕事だと考えており、とても意義がある仕事だと日々感じています。


▍今後、グリッジで挑戦してみたいことはありますか?


年初に代表の籔井さんにも伝えましたが、日本の文化をスペイン語圏に届けていきたいです。


各アーティストのSNSデータを見ていると、チリ、メキシコ、コロンビアなど中南米の国々から、日本の音楽やカルチャーへの関心がとても高いことがわかるんです。


絶対にチャンスがあると確信しているので、私自身も少しずつスペイン語を勉強しています。



▍最後に、グリッジに興味を持っている方にメッセージをお願いします。


日本で働く場合、日本語と母語の2つの言語で仕事をする機会は他の会社でもあると思います。でもグリッジは違います。


いろんな国から来たメンバーが集まっているので、自分の国だけでも日本だけでもない、本当にグローバルな考え方や価値観に触れることができます。


例えば、つい先日、韓国のインターン生が韓国のファンイベント情報を瞬時に集めてくれましたが、これは韓国語が分かり、現地の肌感覚を持った人でないとなかなか掴めない情報です。


このように、現地にいるからこその情報や価値観に日々触れられる環境は本当になかなかないと思います。


本当の意味でグローバルな環境で仕事をしたい方、グローバルに活躍したい方にとって、グリッジはとても良い環境だと思いますので、興味のある方は是非ご応募いただければと思います。



いかがでしたでしょうか?


中国のエンタメ業界で10年のキャリアを築きながらも、「自分の強みを本当に発揮できる場所」を求めて海を渡り、グリッジにたどり着いたシャーリーさん。


語学力(中国語・英語・日本語)と10年のエンタメマーケティング経験を武器に、SNSデータ分析、プラットフォーム連携、そしてアーティストのフロント担当へと、グリッジでの活躍の幅を広げ続けています。


シャーリーさんのインタビューを通して、


「自分の海外での経験や視点を、もっと活かしながら働きたい」

「グローバルなチームで、日本のエンタメを世界に届ける仕事がしたい」


そう思われた方は、ぜひお気軽にエントリーいただければと思います。


業務委託・正社員・学生インターン、様々な形で仲間を募集しております。


もちろん、日本のメンバーも募集していますので、グリッジのグローバルチームに参画し、グローバルに仕事をしていきたい日本の方も、ぜひご応募ください。

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