【取締役インタビュー】見向きもされなかった創業期。新卒2年目で飛び込んだ“ゼロからの挑戦”が、日本の音楽業界に選ばれるグローバル事業へと進化するまで。
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- 27 分前
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今回は取締役の柚木想子さんのインタビュー記事です!
新卒2年目でNo.2として創業メンバーに加わり、現在は代表・籔井さんの良きビジネスパートナーとして経営をリードしていますが、最初は「メールの書き方も分からない」というところからのスタートだったと言います。
売上が立たず悔しさを味わった数年間を経て、ようやくたどり着いた「音楽のグローバルマーケティング」という事業。そこには、海外メンバーとの信頼関係や、日本のコンテンツを通じて世界とつながる未来への大きな展望があります。
「人との縁は奇跡に近い」。そう語る柚木の言葉からは、日々の人とのコミュニケーションや仕事への丁寧さ、周囲への思いやりといった、柚木さんの人間性も感じられます。
グリッジに興味のある方はもちろん、「エンタメ」「音楽」といった領域でグローバルビジネスに挑戦してみたいという方にも、是非見ていただきたい内容です。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
新卒2年目で独立。10円でもいただけることはありがたいと痛感。
名実ともにNo.2に。悔しさを糧に、代表の背中を追う日々。
日本人だけでは作れない。グローバルチームならではのサービス。
「日本に行くから一緒に曲を作ろう」。ゼロから生み出した、日本と海外のアーティストコラボ。
人との縁は奇跡に近い。グローバルチームを強化し、さらなるグローバル展開を。
おせっかいくらいがいい。思いやりが、最高の仕事をつくる。
新卒2年目で独立。10円でもいただけることはありがたいと痛感。
▍籔井さんのインタビューでは、「前職の新規事業としてスタートし、後に独立した」という経緯が語られていましたが、柚木さんは新卒2年目だったと伺っています。資金もほとんどない中で、籔井さんと2人で独立することに不安はなかったのでしょうか?
自分の志向性もあると思うんですが、将来が見えないほうがワクワクするタイプなんです。
前職もとてもやりがいがありましたが、前職の代表から新規事業のチームメンバーに選んでもらい、さらに法人化と、チャレンジする機会をいただきました。
自分の未来を想像したときに、グリッジを選んだときの自分の将来の姿がまったく見えなかった。でもだからこそ、自分でつくっていけるという感覚があって、すごくワクワクしていました。
なので、不安はまったくなくて、「楽しそうだから」「そのほうがワクワクするから」っていう理由で、迷わず選びました。
あとは、すごく貴重な機会だと思ったんですよね。
新卒1年目の1月に前職に転職しているんですが、当時はメールの書き方すら分からないようなレベルで。そんな私に、籔井さんが「一緒にやらないか」と声をかけてくれたことが本当にありがたくて。
もう、二つ返事で「ぜひお願いします」と返しました。
▍独立後、しばらくは事業がなかなか伸びなかったと伺っています。
恥ずかしい話ですけど、2~3年はほとんど売上が立ちませんでした。
▍代表であれば「自分の資金を使ってでも持ちこたえて、なんとかする」という思いもあるかもしれませんが、No.2という立場の柚木さんとしてはどういう感情でしたか?
大きく2つあります。
1つは、「経済が回るって本当にすごいことなんだな」と思ったことです。
うちの会社には、創業時に作った自社プロダクトで100円すら払ってくれる人がいない状況だったので、10円でも100円でも対価をいただけることって、すごくありがたいことなんだなと、身をもって感じました。
もう1つは、悔しさや苛立ちに近い感情ですかね。
なかなか経済が動かない中で同時期に創業した会社の「資金調達」や「アクセラレータープログラム採択」などのニュースをみて、うちは誰にも相手にされないという閉鎖的な気持ちになってしまい、焦り、悔しさや苛立ちがありました。
今思えば、あのときは対価をいただけるようなプロダクトをちゃんと作れていなかったんだな、とか、見向きもされないのには理由があったんだな、と冷静に思えますが、当時は「世の中から総スカンを食らってる」ような孤独な気持ちが強かったですね。
▍そのような時期に「退職」や「転職」を考えたことはありませんでしたか?
一切なかったですね。
「逃げたい」「辞めたい」と思ったことは一度もありませんでした。
▍それはなぜですか?
友人の多くが大手企業に務める中で、自分はすぐにスタートアップを創業するという道を選びました。中には「本当に大丈夫?」と言われることもありました。
それに対しての反骨心というか、「自分は自分の選んだ道で圧倒的成果を出してやる」っていう負けず嫌いな気持ちが強かったですね。
プライドが高かっただけかもしれないですが(笑)
▍ご自身の選択を正解にしたい、といったような気持ちですかね。
そうですね。最初は「自分のために頑張る」っていう気持ちが強かったかもしれません。
「世の中にインパクトを出す」とか「より良いサービスを作る」というよりは、「自己実現」のためにやっていた感じです。
▍今の柚木さんは、クライアントやグリッジーのメンバーや日本のIPなどへの思い入れがとても強い印象ですが、その価値観に切り替わっていったのはどんなタイミングだったんですか?
最初のきっかけは、自分たちで作ったサービスで初めてお客様からお金をいただいた時ですね。
「お金をいただけるって、本当にありがたいことなんだ」ということを痛感していたので、「グリッジを選んで良かった」と思ってもらえるように、お客様にちゃんと還元したいという思いが自然と芽生えました。
あとは、アーティストの海外進出支援という仕事柄、実際にライブに行かせていただく機会も多いのですが、現地でファンの皆さんが熱狂している様子を目の当たりにした時に、「世界中のファンの人たちが喜ぶ世界を作りたい」と思いました。
お客様であるアーティストがいて、そのまた先にはファンがいる。そのファンの人たちの感動や笑顔に触れることで、「この世界をもっと広げたい」「もっと多くの人に届けたい」という気持ちがどんどん強くなっていきました。
さらに、海外メンバーが増えていく中で、日本のアーティストや音楽をきっかけに日本語を学び始めたり、日本の文化に興味を持ったといった話を聞く中で、「日本のコンテンツって、こんなにも人の心を動かしてるんだ」と感じるようにもなりました。
そういった経験が重なっていく中で、自分の中でも少しずつ、「もっと日本のコンテンツを世界に届けたい」という気持ちが育っていったんだと思います。

名実ともにNo.2に。悔しさを糧に、代表の背中を追う日々。
▍創業当初から共に取り組んできた籔井さんについて、どんな印象を持っていますか?
印象は最初からずっと変わっていません。一貫して「熱い人」だなと思っています。そして何より、「最後までこだわり抜く人」です。
私はどちらかというと「80%の完成度で十分」と思うタイプで、学生時代のテスト勉強でも「これくらいで満点とれるだろう」と見切りをつけて進める方でした。実際に満点とれる訳がないのですが(笑)
でも籔井さんは、100%の完成度を求めて、商談直前まで「本当にこれでいいのか?」と悩み続ける。そして本番では、それを300%のクオリティにまで引き上げてくるような人なんです。
そうした姿勢からは本当に多くのことを学びましたし、私にとっては恩人みたいな人です。
新卒2年目、まだ24歳だった頃の私は、ビジネスメールの書き方もわからないレベルで、実際に「お世話になります」のメールひとつから籔井さんにチェックしてもらっていました。
言い回しだったり、ビックリマークを使うポイントだったり。そういった細かい言葉遣いから、「グロス」「ネット」「原価」「利益」みたいなビジネス用語の意味まで、すべて一から教えてもらいました。
普通なら、こんな未熟な人間をNo.2に据えようとは思わないと思うんです。でも、それでも一緒にやろうと言ってくれた籔井さんには、今でも感謝しかありません。
▍やはり、新卒2年目ということもあり、当時はビジネスの基礎から学ぶタイミングだったんですね。
そうですね。
24歳の私と、当時40歳近かった籔井さんでは、年齢も経験値もまったく違っていましたので、その差を埋めようと必死でした。
年齢だけじゃなく、性別も違うので、周囲からは「会社の広報的な意味合いで取締役にしてるんじゃないの?」みたいな見られ方をすることもあり、実際にそう言われたこともあって、すごく悔しかったです。
だからこそ、籔井さんと同じ視座で会話ができるようになりたいと思って必死でしたね。
今ではお互いの強みを活かすような形で経営ができており、ようやく対等なパートナーとしてやれているなと感じています。
籔井さんからは営業経験や人生経験を学び、私は私で別の視点や価値を持ち込める。今は本当に、良いビジネスパートナーとしてやれている実感があります。

日本人だけでは作れない。グローバルチームならではのサービス。
▍籔井さんのインタビューでは、事業のピボットについても話が出ていました。今のサービスをつくり上げるまでの試行錯誤を経て、現在の事業に対してはどのような思いがありますか?
いくつかありますが、まず一つは「音楽業界のグローバルマーケティング」にはまだまだ多くの課題があって、そこに私たちが取り組めるという点にすごく可能性を感じています。
様々な企業の方々とお話しするなかで、やっぱりこの領域には課題が山積しているんだなと日々感じています。
たとえば、外資系企業でいくつも海外拠点を持っているような企業もあれば、台湾や韓国に支社がある企業から相談をいただくこともありますが、そういった企業がグリッジに依頼してくださるということは、それだけ私たちにできることがある、つまりチャンスがあるということだと思っています。
▍なぜグリッジならその課題を解決できると感じているのでしょうか?
いろんな理由がありますが、特に大きいのは「海外メンバーの存在」ですね。
私たちが提供しているサービスは、正直、日本人だけでは絶対に実現できないサービスです。海外メンバーがいるからこそ、現地でのネットワークができたり、アテンドが可能になったりする。まさに世界中のメンバーと一緒に作り上げたからこそ、日本のクライアントに提供できるサービスになっていると思います。
▍海外メンバーの方々もとてもやりがいを持って働かれている印象がありますね。まさにWin-Winの関係ですね。
そうですね。
たとえば海外メンバーなんかは「日本で働きたい」という思いを持っていても、現地ではそういったチャンスがなかったり、日本に移住をしても、エンタメに関わることは難しかったりします。でも、グリッジなら現地にいながら日本のエンタメに関わることができます。
話を聞いていくと、家庭の事情で海外に行くことができない方もいたりしますが、グリッジであれば現地にいることがむしろ強みになります。
そういった雇用という側面でも貢献できているのはとても嬉しく思います。
また、海外メンバーが日本のクライアントから「ありがとう」と言われて喜んでいる様子を見ると、こちらも嬉しくなりますね。
クライアントにも喜ばれ、海外メンバーにもとってもやりがいがある。こうしたポジティブな循環が生まれているのは、とても良いことだなと思います。

▍素晴らしい循環ですね。
あとは、クライアント様から毎回新しい課題やテーマをいただけることで、よりチームとして強くなっていくというのも面白いなと思います。
決まりきった「1+1=2」ではない、毎回違う答えを探すような仕事ですので、社内メンバーと試行錯誤しながらアップデートを重ねる必要があり、そのプロセス自体がとても楽しいです。
中には私たちがこれまで経験していないような難題もありますが、クライアントと一緒に考えていく、その挑戦がまた面白いんですよね。
▍逆に、大変なこともありますか?
もちろんあります。
特に、現地のクリエイターと仕事をするなかで、文化や価値観の違いからくる大変さはあります。たとえば、急に連絡が取れなくなったり、言っていたことと違うことが起きたり。
それでも、日本のコンテンツを世界に届けるには、そうした「違い」を日本の音楽業界としても受け入れる必要があります。
日本の企業ではきっちりとした仕事を求められることが多いですが、そこをもう少しリラックスして構えるような心づもりが必要で、グリッジとしてはそういった違いを翻訳して伝える必要があります。
大変なことではありますが、ここを上手く翻訳できる会社さんはなかなかいなかったりもするので、グリッジの強みだとも思います。
▍クライアントの中には、日本を代表する大手レーベルの重役の方々もいらっしゃるかと思います。そうした、丁寧で正確な仕事を重視される方々に対しては、どのようにご理解を得ているのでしょうか?
まず大前提として、たとえば「連絡が取れなくなる」といった事態が起こらないように、社内で納期を明確に設定し、しっかりとマネジメントを行っています。
それでも予期せぬことが発生する可能性はゼロではないため、施策を実行する前に「こういったことが起こる可能性もあります」とクライアントにあらかじめお伝えし、「その場合には代案をご用意します」とお知らせしています。
万が一トラブルが起きた場合には、たとえばファンダムマーケティングの手法を活用し、SNS上のファンの口コミなど客観的なデータを収集・整理します。
それをエビデンスとして、「現状こういった状況が起きています」と事実を明確に伝えた上で、「このように対応するのがベストではないか」と改善提案を行うようにしています。
また、クライアントが最終的な判断をしやすいよう、選択肢を3つほどご提示し、「私たちはこの案を推奨します」と明確に意見も添えてご提案するようにしています。
リスクがあるからこそ、事前の共有と、起こった際の丁寧な対応を徹底しています。
「日本に行くから一緒に曲を作ろう」。ゼロから生み出した、日本と海外のアーティストコラボ。
▍一番思い出に残っている仕事はどんなものですか?
とあるアーティストの方に関するプロジェクトが、特に印象に残っています。
その方は「アジアから世界のエンターテインメントになりたい」という思いを強く持たれている方です。
そして、ある国で日本のイベントがあり、そこでそのアーティストの方をアンバサダー的な立ち位置で起用していただくことになり、グリッジでディレクションさせていただくことになったんです。イベントでは実際にパフォーマンスもしていただきました。
さらに、そのアーティストの方から「せっかく海外に行くなら、その国のアーティストとコラボしたい」という希望がありました。
お相手は、Spotifyでその国初の月間100万リスナーを突破したトップバンド。私たちにとってはまったく接点のない方々でしたが、どうにか実現させたいという思いで、SNSなどあらゆる手段で連絡を試みました。
▍返事はあったのですか?
しばらく返事はなかったですね。
ただ、イベントでその国を訪れた際に、たまたま開催されていたフェスにそのバンドが出演していて生でパフォーマンスを見ることがで、「なんとかしてコラボの機会つくりたい」と思いました。
そして、そこから1ヶ月後、そのバンドから「日本に行くから一緒に曲を作ろう」と連絡がきました。
そこからは一気にプロジェクトが進み、楽曲制作、日本でのミュージックビデオの撮影、さらには現地レーベルと共同でリリース計画やプロモーションまで担当させていただきました。
また、そのアーティストが日本のフェスに出演することがあったのですが、その際にそのコラボ曲を演奏しようという提案があり、実際にファンの前でパフォーマンスをする場に訪れることもできました。
そのときには、そのバンドの出身国のファンと日本のファンが交わる瞬間をつくれたことがとても感慨深く、「やりきったな」と思えるプロジェクトでした。
人との縁は奇跡に近い。グローバルチームを強化し、さらなるグローバル展開を。
▍今後の展開についても教えてください。
現在は「日本の音楽を海外へ」という方向で事業を展開していますが、今後はその逆、つまり「海外のアーティストを日本へ」というプロモーションも強化していきたいと考えています。
その他にも、例えばインドネシアの企業から依頼を受けてアメリカ市場に展開するといったように、日本に縛られる必要もないと考えているので、国を問わずグローバルに展開していきたいと考えています。
そのためには、各国に拠点を持ち、そこに現地のマネージャー的な存在を置いて、さらに仲間を増やしながらグローバルにチームを広げていく体制をつくっていきたいです。
あとは個人的な話になりますが、いつか世界中のグリッジメンバーを日本に招いて、オフラインで集まれるような“総会”のようなものを開いてみたいと思っています。
一番遠くにいるのはブラジルのメンバーですが、インドネシアやアメリカなど、各国からメンバーを呼んで、同じ空間で顔を合わせられたら嬉しいですね。
時差の関係で、オンラインで全員が同時に集まることも難しいので、どこかのタイミングでグリッジという船に乗ってくれている全員と、リアルに会って同じ時間を共有したいです。
これは少し私のエゴかもしれませんが、必ず実現したいですね。
▍今お話に出た、グリッジのメンバーへの思いについて、もう少し詳しくお聞かせください。
グリッジのメンバーに限らずですが、人とのご縁って本当に奇跡に近いものだなと常々感じています。
日本だけでも1億人以上の人がいて、さらに世界には80億人もの人がいる中で、「グリッジ」という日本の会社を選んでくれた人との出会いは、とても貴重なことだと思うんです。
その人の人生が仮に80年あるとしたら、その一部を私たちと一緒に過ごしてくれるというのは、すごく貴重なことですし、本当にありがたいことだなと感じています。
もちろん、グリッジは楽な環境ではないですし、しんどいと感じる瞬間もあると思います。でも、そうした中でも「グリッジで働いてよかったな」と思えるような経験や、自分の糧になるものを何かひとつでも持ち帰ってもらえたら、それはすごく幸せなことだと思います。
だからこそ、この場所を選んでくれたメンバーにしっかり向き合い、悔いのないように接していきたいと思っています。
▍普段からメンバーとのコミュニケーションも多いですか?
そうですね、1on1で話す機会もよくあります。
「最近元気?」「最近何にハマってるの?」みたいな、ちょっとした雑談というか、息抜きのような会話も大事にしています。
業務以外のことも含めて話せる関係性を築いていくことが、良いチームづくりにつながると思っていますし、そういった日々のやりとりを大切にしています。

おせっかいくらいがいい。思いやりが、最高の仕事をつくる。
▍柚木さんから見て、グリッジにはどんな人が多いと感じますか?
性格的には、明るくてよく笑う人が多い印象ですね。あとは、いわゆる“オタク気質”の人も多くて、自分の好きなことに対してすごく深くのめり込むタイプの人が多いと思います。
私は今、出産直後ということもあって実務から離れておりますが、籔井さんとの電話の際にオフィスの音が聞こえてくると、いつも誰かの笑い声がしていて。お互い冗談を言い合ったりして、和やかな雰囲気で働いているのが伝わってきます。
そういう意味で、チーム全体が和気あいあいとしたムードを持っているなと感じます。
一方で、指摘すべきところはしっかり指摘するという側面もあります。
▍メリハリがしっかりしているんですね。
はい、これはグリッジの良いところだなと思います。
例えば、準備不足だったり、期待していた成果が出なかったときには、ミーティングで厳しいフィードバックが飛ぶこともあります。でも、そこでふてくされるような人はいなくて、みんな素直に受け止めています。
実際、厳しい指摘が入った後でも、ミーティングが終わると気軽に話しかけにいくことができます。
フィードバックはあくまで「お客様のために準備が足りなかった」といった理由に基づいているので、理不尽に感じることはないんですよね。
そうした空気感があるのは、本当に良いチームだなと感じます。
▍最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?
“おせっかい”と言われるくらいの思いやりを持っている人が、グリッジには向いていると思います。
例えば、担当しているアーティストの新曲のリリース日やライブの日をしっかり把握して、「その日に向けて何ができるだろう?」「どうすればベストなサポートができるだろう?」と先回りして考える力が必要です。
マネージャー的な視点も求められる場面も多いですし、やっぱり相手を思いやる気持ちが根底にないと、自然とそういう行動は取れないと思います。
また、私たちは多国籍のメンバーと一緒に仕事をしています。宗教も文化も、使う言語も違うなかで、日本人としての“当たり前”が通用しないことも多いので、他人の目線で考えることや、他人の気持ちに寄り添う力が必要です。
それに、海外メンバーは日本語という第二言語でコミュニケーションをしてくれていることに対して、日本語を母語に持つ私たちは甘んじちゃ絶対にいけないと思います。
ちゃんと相手に敬意を持って接する。その姿勢は、意外と相手にも伝わるものなんです。
もちろん、成長意欲や準備の徹底といった部分は会社としてのベースではありますが、人となりという意味で言うと、思いやりを持てるということが大切だなと感じます。
いかがでしたでしょうか?
日本のエンタメや音楽を通じて繋がった、世界各国の仲間たち。
そうした出会いがあったからこそ生まれたグリッジのサービスは、日本の音楽を世界へ届け、さまざまな国の人々が日本の作品に触れるきっかけをつくり出しています。
そしていつか、グリッジが届けた作品をきっかけに日本に興味を持った世界の誰かが、今度はメンバーとしてこのチームに加わる日が来るかもしれません。
メンバーはもちろん、クリエイターさん、クライアントさま──あらゆる人とのご縁をこれからも大切にしていきながら、私たちは「Japan to Global」だけでなく、「Global to Japan」「Global to Global」へと挑戦を続けていきます。
音楽×グローバルに関心のある方、そして世界を舞台に活躍したいと思っている方。グリッジでは、そんな仲間を探しています。
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少しでも興味を持っていただけた方はお気軽にエントリーいただければと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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